女性リーダー夕食会

2022年8月26日

領事館とは、在外自国民の保護や外交事務、情報収集や国際交流・広報などの拠点として、また戦争・災害などの不測の事態にはリスクを分散しつつ大使館の機能をスムーズに移転できるよう、主な総領事館は首都とは別の主要都市に設置されるとの事です。私もこれまで交流はなかったのですが、突然名古屋米国領事館よりお申し出があり、夕食会にお誘いいただきました。

 

日本での会議に出席した時に、あまりにも女性が少なく驚かれたそうで、もっと若者や女性の方々と交流を深めたいこと、海外にもっと留学して見識を深めてほしい、そのためにどのようにしたら良いのか方法を考察しているので、愛知県政の女性リーダーの皆様とお話したいとのことでした。佐々木菜々子副知事、谷口知美県議会議員、そして私の3名が参加させていただきました。

 

マシュー・センザー在名古屋米国領事館首席領事は、東アジア・太平洋担当国務次官補の特別補佐官としてのご経験もあり、韓国・インドネシア・フィリピンの米国大使館にも勤務されていました。外交官になる前には、ノースウェスタン大学で歴史の講師だったそうです。英語はもちろんのこと、日本語・インドネシア語・韓国語も話され、お料理を作るのが大好きだそうです。

 

話題は「なぜ、日本の政治家は女性が少ないのか」に始まって、谷口先生と私は「なぜ、政治家になったのか。どんな苦労があったのか。」、佐々木副知事には「どのように行政の中で意見を通すのか。」などでした。全国で工業生産額トップの愛知県において、どうしても『男性は仕事、女性は家庭を守る』という保守的考えが根強いが、ここ最近はかなり変化してきたということも話しました。

 

マシュー首席領事が学校へ出かけて行って、領事館の仕事についてお話されることもあるそうで、そういう機会があればいつでも出張します、とおっしゃってくださいました。今回のことをきっかけにお互いに交流を深めて、若い人たちや活躍する女性の皆さんとの交流会をどのように開催したらよいのか、相談しながら進めていきたいとお話ししました。